太るかどうかは摂り方次第
まず、プロテインは、食品であるということを認識しておかなければなりません。
そのため、摂り方によっては、太る場合もあります。
どういう場合かというと、活動量や運動量に対して必要以上に摂り続けた場合です。
これは、プロテインに限らず、どのような食品でも同じで、摂取カロリーの観点から考える必要があります。
つまり、食事(栄養)を摂り過ぎた場合は、カロリーオーバーになり、オーバーしたその多くは脂肪として体に蓄積されるということです。
例えば、トレーニングをした日の1日の消費カロリーを2800kcalとします。
この日、ザバスのホエイプロテイン100 ココア味を水に混ぜて5杯摂取したとしましょう。ココア味の1杯あたりのカロリーは、83kcalなので、5杯×83kcal=415kcalになります。
プロテインを除く、通常の食事で2500kcal摂ったとしたら、1日の摂取カロリーは、合計2915kcalとなり、115kcalのオーバー(消費カロリー2800kcal-摂取カロリー2915kcal=115kcal)。この分がエネルギーとして使われなかった分として体に蓄積されます。
プロテインを1日に5杯というのは、相当ハードなトレーニングをしていないとありえない量ですが、飲めば飲むほど筋肉が大きくなると思っている場合は、水分補給代わりに飲んでもおかしくない量かも知れません。
プロテインは、あくまでタンパク質を効率的に摂ることができる食品であることを認識すると同時に、不必要に多くの量を摂ると太ることになることを意識しておかなければなりません。
通常の食事同様、太らないようにするためには、摂取カロリーと消費カロリーのバランスを考えて、摂る必要があるのです。
筋トレを行っている人の場合は、1日1杯~2杯であれば太る心配はないでしょう。(ただし、通常の食事での暴飲暴食は厳禁。これはプロテインを飲む飲まないに関わらず控えなければいけません)
プロテインは、効率的にタンパク質を摂ることで、トレーニングの効果を高め筋肉を成長させていく”食品”であることを忘れないでください。
消費カロリーと摂取カロリーを合わせるのは難しい
もっとも、消費カロリーと摂取カロリーをピタッと合わせるのは困難であることも確かです。
そのため、筋肉を大きくしたい人の場合は、あえて日々のプロテインを多めに摂る場合があります。
その方が十分なタンパク質が供給され、トレーニングの効果を最大化することができるためです。
もちろん、カロリーオーバーした分は、脂肪として蓄積されますが、脂肪がつくことよりも、まずは筋肉の成長を優先させるわけです。つまり、タンパク質が不足することでトレーニングの効果が損なわれることを防止しようというわけです。
そして、一定の体型(3ヶ月、半年、1年などの周期)になったときに、今度は筋肉を維持しながら、脂肪を落としていくことで、脂肪の下からたくまいしい肉体が現れることになるのです。
このように多めに摂って、脂肪が付いたらあとから落とす方法もあることを覚えておいて下さい。
トレーニングしていない人が摂ると太るのか?
これも摂取カロリーと消費カロリーとのバランスになります。
消費カロリーを上回っている状態が続くと太ることになります。
ただ、現代ではタンパク質の摂取が不足していると言われています。
そのため、それを補う目的でプロテインを摂取することは、健康を保つ意味で有効となります。
タンパク質は、筋肉、髪、爪、皮膚、臓器など体の材料となる必要不可欠な栄養素です。
不足していると感じている人は、ぜひ1日1杯のプロテインで健康を保つようにしましょう。
あえて太りたい
太るのは嫌だ!という人もいれば、太りたいと思う人もいます。
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